青い空の診察室から

一歩会TOP
青い空の診察室から
#ウィズコロナのすすめ Vol.3

#ウィズコロナのすすめ Vol.3

新型コロナウイルスアーカイブス

〜 Vol.3 登園・登校編 〜
マスク着用や距離を保つのが難しい
子どもの生活で、
有効な感染拡大防止策は
①集団内にウイルスを入れない
②感染者が出たときに備え、
日常から接触者をなるべく少なくする
この2点です。

①集団内にウイルスを入れない

今、主な感染の場は
会社や外食・飲み会など大人の世界で、
子どもの感染は
ほとんど同居の大人から起きています。
園や学校にウイルスはいないので、
家庭から持ち込まない
ことがとても重要です。

園や学校にウイルスを持ち込まないためには
大人も体調に注意することが大切です。
体調に変化を感じたら、
今日は子どもと一緒に家にいよう。
その判断が必ず誰かの命を救います。

子ども達自身の体調変化に気づくことも
もちろん重要です。
とても面倒ですが、
毎日の体温測定の記録は
感染に気づく重要なヒントになります。

新しい生活様式では
少しの風邪症状でも休んで様子を見る
ことをおすすめします。

万が一コロナだったら…
今は、常に考えなければなりません。

②感染者が出たときに備え、
日常から接触者をなるべく少なくする

もし、集団内で感染者が出てしまったら、
子ども間の感染を抑えるのは難しいです。
感染拡大防止には、
1人が移す人数を少なくすることが重要
です。
異クラスの子どもが集まる行事などを自粛
しているのはそのためです。

同様に、異クラスの子どもが集まる
時間外・学童保育は感染拡大の要因
となります。

利用のメリットとリスクを
職場やご家庭の事情と合わせて
ご確認をお願いします。

お互いの距離を取れない場面で
マスクは有効な飛沫感染予防手段です。

状況によりますが、
子どもだから着用はしないと
一様に決めるのではなく、
大人の配慮の下で必要時には着用し、
自らを感染から守れるようすれば、
活動範囲を広げることができます。

手洗いや手指消毒は
有効な接触感染予防手段です。
手指をなめたりしない
比較的大きい子どもたちなら、
こまめに手をきれいにすることで
感染リスクをかなり下げられます。

子どもたちの集団生活の中で、
感染リスクを完全になくすことはできません。
でも、ご家庭と現場の
少しの配慮と工夫の積み重ねによって、
感染拡大の確率をわずかずつでも下げることが
重要ではないでしょうか?

最後に、再び、トレポンテこどもクリニックからのメッセージです。

新型コロナにかかると、赤ちゃんが重症化しやすい可能性があること、子どもの死亡例など、子どもにとっても危険な感染症であることが報告されています。子どもは大丈夫だと思わないでください。

約20%の人が重症化するという確率は決して低いものではありません。明日にも、大切なご家族が感染して命をおびやかされるかもしれないということを想像して下さい。

今、世界中で混乱が起こっています。この混乱が続くと、子供たちが将来、夢を叶えられなかったり、苦しい生活を強いられたりしてしまうかもしれないと考えて見て下さい。

わたしたちなら、この危機を乗り越えられる気がするのです。

2020年7月10日

トレポンテこどもクリニック
医師 小児科専門医 村社 歩美

事態の緊急性を鑑み、現段階で概ね明らかと考えられる内容を示しました。今後、状況変化に応じて、見解が変わる可能性もありますことをご了承下さい。

当院は事前予約制です

WEB予約

〒273-0861 千葉県船橋市米ケ崎町651番地1

047-407-0201【休診日】火曜・日曜・祝祭日

交通のご案内
・駐車場20台完備
・JR東船橋駅から約1.5km(車で4分)
・JR船橋駅北口より
 新京成バス「米ヶ崎」下車徒歩2分
 新京成バス「八栄橋」下車徒歩2分

一歩会の4つのサービス

船橋青い空
こどもクリニック

小児科

TEL 047-407-0201

わたぐもの部屋

病児・病後児保育室

TEL 047-407-0552

虹の教室

児童発達通所支援室

TEL 047-407-0204

ルーナ

産後ケアルーム

TEL 047-407-0201