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小学生の子どもをやる気にさせる

小学生の子どもをやる気にさせる

子育て応援メッセージ

小学生になると、
自由や権利を主張してきたりして
勉強やお手伝いなどを
やらせるのが難しくなります。

自分もしなかったから強く言えない

そんな迷いもあると思います。

でも、
もちろん、
やる方がいいです。

なぜなら、
基礎学力が身についていると
より生活しやすくなる
からです。
お手伝いをしていると
自己肯定感が高まる
からです。

宿題やお手伝いを毎日する力は、
基本的生活習慣の獲得に次いで
お子さんの人生を支える
かけがえないプレゼント
となります。

基本的生活習慣の獲得についてはこちら↓
「寝かしつけは一生の宝物」
https://note.com/machinoshonika/n/n0ddde91d7ba2

やりたくない子どもに伝えるコツ 意外とやる気にさせられるコツが
いくつかあります。

1. 予告する
2. 否定の言葉を使わない
3. 短い言葉、同じ調子で繰り返す
4. それでもやらなかったら、一度その場を離れる
 やり始めたらすぐに声をかける
5. どうしてもやらなかったら…一度切り上げる

1. 予告する

人は皆、
突然、何かを指示されると
戸惑ったり、反発したくなったりするものです。

やるべきことがある時は、
30分くらい前から
予め伝えておくと受け入れられやすいです。

「おやつを食べたら宿題だよ。」
「ゲームを30分したら、洗濯物を取り込んでね」

30分後、
自ら始めた時はたくさん褒めます。

「すごい!もう始めたの?」
「もう取り込んでくれたの?助かる〜」

何回か褒められるうちに
予告しなくてもやるようになる可能性があります。
そうなれば素敵です。

でも、なかなかそうはいかないのが現実です。

時間になっても始めない時には、

「食べ終わったから、宿題ね。」
「30分経ったから、洗濯物取り込んでね。」

と伝えます。

例え、
毎日のことでも、
すでにお約束していることでも、
伝える側に気持ちの余裕があるうちに予告をする
のがポイントです。

2. 否定の言葉を使わない 子どもは言われたことを全部理解しない
ことがあります。

例えば、

「計算ドリルが終わらないとおやつをあげないよ」

と伝えると、
おやつをあげないという部分だけ理解して
逆上してしまうことがあります。

「おやつ食べる〜💢」
「ドリル終わったらって言ってるじゃない!」
「おやつ〜😭」
「あげないって言ってないでしょ!」

↑これ、典型例です😅

「計算ドリルが終わったら、おやつだよ」

と、全て肯定の言葉で伝えてみます。

すると、
魔法にかかったように、
やり始めることがあります。

3.  短い言葉、同じ調子で繰り返す 指示は短い言葉の方が伝わりやすいです。

また、
途中で指示の仕方を変えると集中力を下げる
結果となってしまいます。

例えば、計算ドリルに集中させたい時は

「ドリルやるよ」
1-2分おいて
「ドリルやるよ」

と繰り返します。

「集中しなさいって言ってるでしょ💢」

などと
言い方を変えてしまうと逆効果になります。

4. 声かけしてもやらなかったらその場を離れる
  …やり始めたらすぐに声掛けする
何度か伝えても集中しないときは、
一度、お子さんから離れ遠くから見守ります。

その間に、
伝える側の気持ちも落ち着かせることができます。

もしも、
やり始めたら、すかさず声かけします。

「ちゃんとやってるね」

と伝えるだけで構いません。

最後までできたらたくさん褒めることが大切です。

「がんばったね」
「えらかったね」

と、おやつを出します。

おやつを食べて明るい気持ちになったら、

「明日はもっと速くやろうね」
「速く終わっていたら遊ぶ時間が増えたのにね」

などと一言だけお説教をします。
伝えるべきことを伝えずに流してしまうのは
よくありませんが、
長々と話すとかえって理解されないことが多いです。

5. どうしてもやらなかったら…
  一度切り上げる

どうしても始めなかったり、
集中できなくて進まない時は、
いったん、やめるのも一つの方法です。

そのときは、
必ず、次いつやるのか約束をします。

「おやつを食べ終わったらもう一度するよ」
「明日は必ずやるよ」

約束の時間が近づいてきたら、
予告からやり直します。

どんなに乗らない時も、
少しだけでもさせた方が良いです。
そして、
少しでもできたら褒めます。
褒めて終わりにすることが重要です。

約束したことをやらずに過ごしてしまうと
次回はさらに苦労する
ことになりますから、
注意が必要です。

終わりに

過度の勉強やお手伝いは、
お子さんの人権を侵し、
心の成長を阻んでしまう可能性があります。

でも、
嫌だな、面倒だな、と思うことを
毎日少しでも続けることができると
大きな自信に繋がります。
お手伝いができるようになると
自分が必要とされていることを実感できる
ようになります。

これらは、
自己肯定感を育て、心の成長を促します。

ここで挙げさせて頂いた声かけのポイントの多くを
自然と実践していらっしゃると思いますが、
もし、新たな気づきがあった、という場合には、
一度、試してみて頂けたらと思います。

お互いヒートアップしてしまう
結局やらせることができない

というジレンマを減らすご参考になれば幸いです。

小さなお子さんへの声かけはこちらをご参考に↓
「イヤイヤ期の子どもに伝える」
https://note.com/machinoshonika/n/n40ad6a8ba290

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