今季より噴霧用インフルエンザ生ワクチン<フルミスト>の接種を行います。
フルミストは鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザ生ワクチンです。
詳しくは、下記【フルミストについて】をご覧ください。
【接種の概要】
■ 対 象:2歳以上18歳以下のお子様
■ 回数:1回(注射は2回必要な小学生以下のお子様も1回で終わります)
■ 期 間:10月21日(月) 23日(水)25日(金)26日(土)
■ 曜日/時間:平日/17時00分 土曜日/12時00分
■ 費 用:8500円
【予約について】
事前予約をお願いします。
■ 事前予約開始日時:10月9日(水)12時〜
※今季はインフルエンザ以外の予防接種との同時接種は行いません。
注意:激しく泣いてしまうお子様は実施を見合わせる場合があります。
泣くと多量の鼻汁によって効果が低下する可能性があるためです。あらかじめご理解をお願いします。
【お持ち物】
母子手帳の持参をお忘れなくお願いします。
可能な方は問診票(PDF)をダウンロード・印刷し、ご記入の上お持ち下さい。
【フルミストについて】
<このようお子様にお勧めします>
・注射が苦手(先端恐怖症など)
・これまでのワクチンを打っても毎年インフルエンザにかかってしまう
・受験を控えている
<どんなワクチン?>
・鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです
・鼻の中でウイルスを増殖させ、擬似的に軽いインフルエンザに罹患する形で免疫を獲得します
・約20年間アメリカでの安全な使用実績があります。2011年から欧州でも認可され発売されています。日本でも薬事承認され、今年度から販売されることになりました。
<対象とならないお子様は?>
・年齢制限:2歳未満と19歳以上の方
・喘息をお持ちのお子様
・その他基礎疾患をお持ちのお子様
・心疾患、肺疾患、腎疾患、肝疾患、糖尿病など代謝性疾患、貧血や血液疾患、嚥下障害や呼吸障害を伴う神経系疾患、免疫が低下している状態
・アスピリンを服用中のお子様
・インフルエンザにより重篤な合併症を起こしたことのあるお子様
・他の鼻腔ワクチンでアレルギーを起こしたことのあるお子様
・妊婦
・重い卵白アレルギー、ゼラチンアレルギー、ゲンタマイシン、アルギニンアレルギーのお子様
・風邪やアレルギーなどで鼻炎症状のあるお子様
・癌の治療中などで免疫が低下している人と接触するお子様
<これまでの注射用不活化インフルエンザワクチンとの効果の違いは?>
ウイルスが侵入する鼻に直接免疫をつけるため発症予防効果が高いとされています。
ワクチンに含まれる株が流行しているインフルエンザと違っていても軽症化させる作用があります。国産不活化ワクチンの効果は4ヶ月程度とされているのに対し、流行期を通して効果が持続するとされています。鼻にスプレーするので痛くありません。
<副反応は?>
40%の人は接種後3~7日間程度鼻炎の症状が出ます。
咽頭痛、咳など軽いかぜ症状を何日間か認める場合があります。
まれなものとしては、ショック、ギラン・バレー症候群など、これまでのワクチンと同様の副反応が報告されています。
<他のワクチンとの同時接種や接種間隔は?>
同時接種可能ですが、当院では今季同時接種は行いません。
【接種後の注意事項】
・激しい運動は避けてください。通常の生活は可能です。
・軽いかぜ症状を認める場合がありますが、他に気になる症状がある場合はご連絡ください。
・まれに急性の副反応が起こることがあります。接種後30分以内に、悪心・嘔気、めまい、意識障害、全身皮膚炎を認める場合は、すぐに院内にお戻りください。